株式会社ケアサンク | ベストベンチャーWEST100

不動産

道中、楽しんでいこう。

大阪府代表取締役　石田育男

代表者インタビュー

良質なシニアホームを業界のスタンダードにする

―御社の事業内容を教えてください。

株式会社ケアサンクでは、「介護施設を運営する事業者の新規出店コンサルティング」「介護施設のオフバランス／流動化支援」を行っています。前者は「介護施設を建てたい」オーナーと、「介護施設を借りたい」運営事業者とのマッチングです。後者は「開発した介護施設をオフバランスしたい」というニーズの支援です。入居者にとって良い運営を行っている介護事業者が介護業界のスタンダードになるように、不動産と金融の力を活用しています。

―起業の経緯を教えてください。

親会社である株式会社笑美面の榎並将志代表取締役は、もともと友人関係でした。「残りの人生、社会課題の解決のためにだけ時間を使おう！」と熱く（！？）誘われたことがきっかけでした。私自身は前職でも不動産事業を軸に、自身が執行役員を務めた会社もIPOまでけん引した経験がありましたので、介護領域で私の知見が役立てられると思いました。そこで、「シニアホームは高くて入居できない」「シニアホームは満床で入居できない」という社会的な誤解を解決しよう、と笑美面にジョインし、ケアサンクを設立しました。

―地域への想いを教えてください。

「地域への想い≒社会への想い」と置き換えて回答させてください。現代社会において「シニアホームに入る」ということは、どちらかというとネガティブな印象が多いと思います。「自分の大切な親だからギリギリまで介護してきたけど、疲弊してしまって、もうどうにもならない…」となってから初めてホームへの入居を検討する側面があると思います。私は「シニアホームはもっとポジティブであって良い」と考えており、そのために良質な運営を実施できているシニアホームを業界のスタンダードにすべく活動しております。

―今後のビジョンをお願いいたします。

現在、シニアホームをよりポジティブなイメージに変容させるべく、「シニアホーム×こども食堂」を準備中です。シニアホームに子どもが来ると「氷川きよしが来たのか！？」と思われるほど高齢者の方々に笑顔が灯ります。一方で「毎日十分に食事が摂れない」、「（給食がないので）夏休みが来るのが怖い」という相対的貧困状態の子どもたちが一定数いる事実があります。毎日入居者に向けて3食提供できているシニアホームで、数食分多めに作ることは比較的容易です。この掛け算で、シニアホームが地域のインフラとして機能している未来を見据えています。

プロフィール

石田育男

経歴

2007年: 大学卒業後、積水ハウス株式会社に入社
2018年: and factory株式会社に入社し執行役員に就任
2019年: TECRA株式会社参画、取締役就任
2023年: 株式会社笑美面に参画
2024年: 株式会社ケアサンクを設立し、代表取締役就任

会社概要

ビジョン	心の介護に専念できるシニアホームが当たり前の社会へ
目標	約10年後に全国のシニアホーム市場で、30%のシェア獲得を目指します。
事業内容	・介護コンサルティング事業・不動産コンサルティング事業
所在地	〒541-0053 大阪府大阪市中央区本町4丁目6-17 IS本町ビル4F
資本金	1,000万円
株式公開	上場予定なし
採用計画	2025年度 5名程度採用予定
募集職種	・営業・バックオフィス
サイトURL	https://caresanc.co.jp/
自社のウリ	■親会社、笑美面の実績×当社の不動産の知見等を元にした他社では再現しづらいスキーム ■組織に一体感があり、相互の信頼関係が築けている ■仕事へのモチーベーションとライフのバランスが取れる制度・環境

MTGでの談笑シーン
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